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リノベーションの関心度が4年前の1.8倍-リクルート調べ

住宅産業トピックス 2017.05.18

 リクルート住まいカンパニー(東京都中央区)はこのほど、住宅の購入・建築を検討している20~69歳の男女を対象に、検討にあたっての予算や頭金の状況、物件の種別、重視する条件などを把握するための「『住宅購入・建築検討者』調査」(2016年度)を行った。

 新築・中古の意向を聞いたところ、新築希望が76.7%と中古希望の7.3%を大きく上回った。ただ、昨年と比べると「ぜったい新築」、「どちらかといえば新築」ともに微減となった。エリア別で見ると東海、関西、広島市は新築志向が80%超と高く、札幌市・仙台市は中古志向が高いことが分かった。

 リノベーションの認知度(「言葉も内容も知っている」+「言葉は聞いたことがある」)は合計96.9%だった。また、関心度(「言葉も内容も知っていて、関心がある」)は52.1%で4年前の約1.8倍となった。エリア別で見ると、認知度は福岡市が100%だったほか、仙台市、首都圏が高かった。関心度は福岡市、首都圏、関西が上位だった。世帯別では、シングル層の認知度が高く、関心度はシングル男性が64.3%と最も高かった。

 DIYの認知度は96.5%で2年前から5.8ポイント上昇した。関心度も55.1%で2年連続の上昇となった。エリア別で見ると、認知度は仙台市が100%だったほか、広島市、首都圏が高かった。関心度は仙台市、関西、首都圏が上位だった。年収帯別では、認知度に大きな差異はないが、関心度が高いのは「~400万円未満」と「600~800万円未満」の層だった。

 DIYのイメージは全体的に「日曜大工」が高かった。ただ、年代別では20代で「インテリア」「楽しい・ワクワク」「おしゃれ・かわいい・かっこいい」などのイメージが強い傾向が見られた。特に「おしゃれ・かわいい・かっこいい」は全体平均より10%以上高かった。

 DIYの経験は、「蛇口やシャワーヘッドを交換した」が34.3%で最多。次いで「壁紙を張る・ペイントした」(28.3%)、「壁に棚を取り付けた」(27.8%)が続いた。

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