キッチン収納満足度、「不満」が半数以上に LIXIL調査
住宅産業トピックス 2025.03.05
LIXIL(東京都品川区)は2月17日、同社サイトに来訪した20~80代以上の男女486人を対象に実施した「キッチン収納に関する意識調査」の結果を発表した。自宅のキッチン収納に満足しているか聞いたところ、「とても不満」が15.4%、「不満」が36.0%と、あわせて半数以上(51.4%)が不満を感じていることがわかった。
収納に満足していない理由として、「位置が高くて手が届かない」「奥のものが取り出しにくい」など、「使い勝手」(39回答)をあげた人が最も多く、次いで「収納が狭い」「収納が少ない」など「スペース」(37回答)に関するものが続いた。また、「古い」「デザインが悪い」などもみられた。回答者からは、収納が使いやすくなる工夫として、100均などの収納グッズや棚・仕切りを追加して整理するなど、さまざまなアイデアが寄せられた。
収納に困っているものを聞いたところ、最も多かったのは「大型調理器具(土鍋、ホットプレート、カセットコンロ、柄が長い大型フライパンなど)」(50.0%)だった。あると便利ではあるものの、大きさや形状、重さなどから、きれいに収納することが難しいケースが多いとみられる。「資源ごみ」は44.8%、「消耗品ストック(キッチンペーパー、キッチン掃除用洗剤など)」は38.5%だった。
同社は、大型調理器具や防災備蓄の収納先に、キッチンに立っても足先が当たらない「けこみ」部分を活用した「けこみ収納」を提案している。
出典 新建ハウジング