自宅の間取り「窓の位置」に後悔(南勝調べ)
住宅産業トピックス 2022.01.06
インスペクションを専門とする一級建築士事務所の南勝(大阪市)は、自身または家族が建てた築1年以上10年以内の戸建注文住宅に居住中の男女297人を対象に「後悔した間取り」を調査し、結果を発表しました。
まず、自宅の間取りについて「後悔した・失敗した」と思ったことはあるかの質問に、半数以上の56.6%の人が「ある」と回答しました。
続いて、後悔している自宅の間取りを具体的に聞いたところ、最も回答が多かったのは「窓の位置」(26.8%)でした。
出典:新建ハウジング
次いで「狭いバルコニー」(17.3%)、「ウォークインクローゼット」(14.9%)、「リビング階段」(14.3%)、「ウォークスルー型シューズクローク」(12.5%)となりました。
家づくりを検討される際、住まい全体の間取りや壁紙、インテリアなどには沢山悩まれるお客様は多数いらっしゃるのですが、つい後回しになりがちなのが窓の位置です。
窓の位置が問題で、隣家や外からの視線が気になり、四六時中カーテンを締め切っているご家庭も少なくないと耳にします。
実は、窓の位置って重要で最適な位置になければ、風通し、採光、部屋の間取り、家具の位置、生活(家事)動線にまで影響が及ぶ可能性もあります。
明るく爽やかな空間で暮らしを一層楽しむためには、土地の特徴や周辺環境なども考慮したうえで、それぞれの住まいに最適な窓の位置をパートナー会社さんと一緒に考えてみてくださいね。
また、先ほどの調査結果から窓の位置だけでなく、バルコニーやウォークインクローゼットは、本当に必要なのかよく検討することも大切です。
共働きが増えた影響で、部屋干しニーズが高まり、外干しはほとんどしないご家庭も増えていたり、ウォークインクローゼットも、広さによってはデッドスペースができてしまい有効に使えない…なんてこともあるようです。
それぞれの必要性をしっかり検討し、後悔しない家づくりをしましょう。
出典:新建ハウジング