TOTO、大宮ショールームを移転 マンションリモデルのコーナー新設でストック需要喚起
住宅産業トピックス 2017.11.27
TOTO(福岡県北九州市)は11月23日、「TOTO大宮ショールーム」をさいたま市北区にオープンする。それまでの同市見沼区の大宮ショールームよりも展示面積を1.6倍(242坪)に拡張し、新たにマンションリモデルコーナーを設置するなどストック需要を喚起する新ショールームへと生まれ変わる。
マンション空間を再現したシステムキッチンコーナーでは、これまでキッチン部分にしか張られていなかった床をダイニングまで広げることでLDKとしての住空間をイメージできるようにした。今年8月に発売され、「芸術品のようなトイレ」として話題を呼んだウォシュレット一体型便器「ネオレストNX」も北関東エリアのショールームで唯一、空間展示される。
また、接客スペースを広げ、ウェイティングスペースやキッズコーナー、授乳室等も完備し、来場者の快適性向上にも力を入れた。来場者用のトイレは「体験トイレ」とし、男女ともにそれぞれグレードが違うトイレを設置。利用者が実際に使用しながら使い心地を確かめられるという試みもなされている。
同ショールームを統括する北関東支社の辻治男支社長は、「シニア層が多い大宮エリアでさらなるストック需要を喚起し、新築の減少をカバーしていく」と新ショールームへの意気込みを語った。年間来場者組数は、それまでの大宮ショールームよりも8%多い2万2000組を見込む。
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