女性のマンション購入、39歳以下が約半数 -女性のための快適住まいづくり研究会
住宅産業トピックス 2018.02.05
一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会(東京都目黒区)はこのほど、マンションを購入した女性(380人、うち未婚317人)を対象に、マンション購入の条件や自身のライフスタイルに関するアンケートを実施、その結果を発表した。
アンケートは、2017年12月24日~2018年1月8日の間にインターネット調査で、同研究会会員のうち380人の女性から回答を得た。
それによると、初めてマンションを購入した時の年齢は、35歳~44歳が54.3%と過半数を占めた。20~39歳では48.2%が購入していた。
初めてマンションを購入した時の年収(税込)は、500万円台がトップで22.9%、300万円台も12.4%、400万円台は16.1%おり、今やマンション購入は”バリキャリ女性”のみの特権ではないという実態が浮き彫りになった。
マンション購入の理由のトップは「家賃や更新料がもったいないと思った」57.6%、次いで「快適で安全に暮らせる家が欲しかった」(44.2%)、「資産として残せるから」(37.1%)が続いた。
マンションの頭金を聞いたところ、頭金1000万円~1500万円が16.1%だった一方で、頭金100万円以内での購入も16.6%あり、二極化が見られた(下グラフ)。同研究会では、100万円未満の購入も近年増加傾向にあるといい、金融緩和の影響で頭金なしでもローンが組めるようになったことが後押ししているとみている。また、必ずしも100%の条件を求めず、賃貸を選ぶ感覚でスピード感を持って物件を選ぶ女性が増えているという。
また、10人に一人がマンションを2戸以上所有しており、預貯金に代わり不動産投資・資産形成目的での活用も増えていることがわかった。
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