買い時と思った割合は3年連続の増加、スーモ調査
住宅産業トピックス 2025.04.23
SUUMOリサーチセンター(東京都千代田区)は、2024年「住宅購入・建築検討者調査」の結果をまとめた。2024年に住宅を購入・検討した人で「買い時だと思っていた」のは49%に達し、3年連続で上昇した。買い時だと思った理由では「これからは住宅価格が上昇しそう」が46%で最も高かった。
買い時だと思った理由の中でも「今はいい物件が出ていそう」「これからは安定した収入が見込めそう」「今は相続税が有利」は、2019年以降で最も高い割合となった。一方で「今は住宅ローン金利が安い」「今は住宅ローン減税が有利」の割合は低下し、19年以降で最低となった。
住宅検討状況では、初めて住宅を購入・建築する人が62%を占め、特に新築一戸建てで割合が高い(69%)。買い替えは30%で2019年以降で最も高くなった。検討している住宅の種別を見ると、注文住宅が最も高く58%。2019年以降、中古一戸建て、中古マンション、リフォームの検討率は上昇傾向、新築マンションの検討率は低下傾向にある。
税制・優遇制度などへの理解・関心を見ると、「ZEH」「BELS」「2030年義務化される省エネ基準をZEH水準に引き上げ」が過去最高に。その他、住宅品質に関する用語や補助金制度で「言葉も内容も知っている割合に増加傾向が見られた。
同調査は、2024年12月から25年1月にかけて施。対象は首都圏、関西などに在住の20~69歳の男女。有効回答数は1万193人だった。
出典 新建ハウジング